2007年05月28日 第9892号


汚染物質除去で環境に配慮の高速道路


▼12月に開通予定の首都高速中央環状新宿線(熊野町ジャンクション─西新宿ジャンクション間)約7キロについてレポートします。開通後は、東京都区部の中心部分を円状に結ぶ中央環状線の全線約47キロのうち7割が完成することになり、首都高の渋滞緩和につながると期待されています。工事段階から環境面に配慮しているのが特長で、トンネルを掘るシールドマシンを長く使用する「Uターン施工」などを採用。沿線への排気ガスや騒音、振動などの影響を抑えるため、浮遊粒子状物質除去用の電気集じん機や窒素酸化物除去用の低濃度脱硝装置も備えるなどさまざまな工夫を施しています。


▼ 「連載 浜松市、この市のかたち・ゆくえ」の第2回からは、7人の区長のインタビューを順次取り上げていきます。今回は東区を取り上げ、安間雄一・東区長のインタビューをお届けします。また、経済産業省・中小企業庁が「団塊の世代」の知恵や技術を有効に活用する新制度「新現役チャレンジプラン」(仮称)の検討を始めたことも紹介しています。お見逃しなく。


▼ 「道標」では、吉田宏福岡市長が「心耳(しんじ)を澄まして」と題して、新聞記者時代と同様に、市長になっても現場で直接市民から話を聞くことを実践していくとの決意を語っています。


目 次


中央環状新宿線、12月に開通─首都高……2

 渋滞緩和に期待、汚染物質除去で環境に配慮

 ─抜け道利用の減少で事故防止も─


団塊世代の知恵・技術を中小企業に─経産省……14

 I・Uターンで自治体とも連携

 ─08年度に新制度創設へ─


連載 浜松市、この市のかたち・ゆくえ(2)……10

 エリアにこだわる必要なし

 ─安間雄一・東区長インタビュー─


課長以上の略歴公表を各府省に通知─総務省……6

 まちまちだった内容も統一


政界メモ 憲法改正の争点化には温度差……20