「東芝不買騒動」で片山氏は何を考えていたのか(6月14日号)
▼今回が最終回(下)である「連載 片山鳥取県政を振り返る=前半編」 では、「改革派知事」片山の知名度を全国区に押し上げた歯に衣(きぬ)着せぬ「発言」の裏側を探ります。独特の「片山節」の矛先は、古巣である中央官庁にとどまらず、東京都や全国知事会などにも向かいましたが、特に、政府の地方分権改革推進会議の議事運営への不満から、東芝との取引見直しを示唆した「不買騒動」は政財界から猛烈な批判を浴び、注目を集めました。片山氏は、何かを言えば、それを是とするものもいれば、否とするものもいる。否とされるのが嫌なら『沈香も焚(た)かず屁(へ)もひらず』、何もしないで布団をかぶって寝てればいい。でもそれでは物事は進まない」と自らの流儀をそう語ります。2003年6月に「東芝不買騒動」を引き起こした時、片山氏は何を考えていたのか。謎が明かされます。
▼ 「連載 浜松市、この市のかたち・ゆくえ」の第7回は、中区を取り上げ、区の概要と太田純司・中区長のインタビューを紹介します。その名の通り、市役所本庁舎の1〜3階にあるだけに、太田区長は「質の高い行政サービスへ先頭に立つ」としています。
▼「道標」では、南佳策奈良県天理市長が「『古都指定都市の証(あかし)』を頂いて」と題して、「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれたことや、万葉歌のまちであることをアピールしています。
連載 片山鳥取県政を振り返る=前半編(下)……2
「リスクあればリターンも」の思惑
─〝過激発言〟の東芝「不買騒動」で批判招く─
分権と行革をめぐる動き……6
個別割り当て方式導入を本格検討─水産庁……16
環境と廃棄物をめぐる動き……17
連載 浜松市、この市のかたち・ゆくえ(7)……10
質の高い行政サービスへ先頭に立つ
─太田純司・中区長インタビュー─
1年で53組がゴールイン─茨城県……15
三村県政2期目の課題─青森……19
六団体 佐竹新会長「総力戦で自治確立」……20