【12月19日号】 月曜隔週連載「増殖する広報パーソン─こちょこちょ課の1000日戦争」で自治体広報のインターネット交流サイト(SNS)利用を取り上げた。新潟県柏崎市の広報戦略アドバイザー小田順子氏が、伝え、伝えられる一方通行から脱し、「まるで友だちのような信頼関係」を築くことができるSNSの利用価値を語る。利用開始当初は、市民の投稿への返信を控えていたというが、2014年冬の大雪の際、隣県群馬に派遣した除雪応援隊についての情報発信に、称賛の声が殺到し、市側もついに返信。同市ではこれをきっかけに住民との双方向コミュニケーションが始まったという。
【12月20日号】 日本教育事務学会の第4回大会が3日、東京都日野市の明星大学で開かれた。同大会には、学校事務職員や大学教員など約150人が参加し、「チームとしての学校」(チーム学校)に学校事務職員がどう関わるかなどが話し合われた。自由研究の発表や分科会の模様、前川喜平文部科学事務次官の講演などを紹介する。
【12月20号 高福祉国家として知られるスウェーデン。しかしその根本には、「個々人がお互いに頼り合わないという愛の理論」があり、突き詰めれば「過激なまでの個人主義と社会への強い信頼というパラドックス」、換言すれば「国家個人主義」という国是があるという。元厚生労働省年金局長で駐スウェーデン特命全権大使を務めた渡邉芳樹氏が、「スウェーデン人は人間か」と題し、巻頭言で一端を解き明かしている。