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成長する機会が多いと日々感じる

福岡支社編集部執柄 詩衣莉

2023年入社/国際関係学部卒
社歴
2023年4月~ 福岡支社編集部
執柄 詩衣莉:プロフィール写真

先輩インタビュー

Q 入社の決め手は何でしたか?

地方のニュースを様々な媒体を通して全国の多くの人に届けられるという通信社としての強みと、会社説明会や選考を受ける過程で感じた新人の段階から任せられる裁量の大きさが決め手です。
実際に入社し、支社でさまざまな分野の業務を行う中で全国の地方新聞やテレビ局だけに記事を配信するだけでなく、必要とする人により細やかな情報を届けられるということがわかりました。例えば、行政関連のニュースを自治体職員に届ける情報サイトや教育や福祉など詳しい記事を掲載した情報誌などがあり、届けたい人に対してダイレクトに詳細な情報を伝えられます。
また、支社は本社より記者の人数が少ないため新人のころから担当の分野だけにとどまらず、あらゆる分野の取材を経験できるとともに、時間をみつけ自身の関心のあるテーマについても取材を重ねることができます。支社での業務は、新人の段階から他社のベテラン記者に囲まれ取材を行ったり責任を持って仕事をすることで、成長する機会が多いと日々感じています。

Q 現在の主な仕事は何ですか?

警察と司法を担当しています。警察での業務は、事件や事故が発生した際に管轄の署や消防署、被害者や容疑者の関係者に対しても取材を行っています。事件事故の発生時以外でも、日頃から警察の方とお話をしたり、警察が市民に対し特殊詐欺防止や交通安全の啓蒙などを行うイベントの取材を重ねることで、その地域で現在頻発している事件・事故や諸問題、その背景にはどういったことがあり、警察や関連機関はいかに対応しているのかといった視点を持ちながら取り組んでいます。
司法での業務は、記事を書いた事件の裁判をはじめ、場合によっては民事裁判の傍聴をし開かれる会見などを取材をします。
また、福岡県内の市町村の取材を行い行政の記事を書くことも多くあります。その中で、自治体が抱える問題をさまざまな関係者に取材し、問題の背景や詳細を伝える記事を展開することもあります。

Q 印象深かった仕事は何ですか?

2023年の7月に九州北部での豪雨により土砂崩れが起きた久留米市田主丸の取材です。
福岡に配属が決まった際から、九州では毎年のように小さくはない豪雨の被害が出ており災害現場の取材を行うことがあるだろうと覚悟をしていました。しかし、右も左もまだまだわからない入社して4カ月の出来事で、状況が1分1秒と変わる中での取材で確かな情報をより早く伝えていくことの難しさを痛感しました。
避難所での取材をした際には、災害への恐怖を感じてらっしゃる住民の方に対して、身の危機を感じた際のことを思い出し傷つけてしまわないように、失礼に当たることがないようにと思いながら話しをお聞きしました。
現場では電気水道もとまり、土砂崩れにより土砂や雨が流れ込んだ住宅や道路をはじめ病院などを、砂埃が舞い洪水による感染症の恐れもある7月の猛暑の中、住民の方が汗だくになりながら片付けている現場を目の当たりにし、現場の空気感やにおいを文字で届けるにはどう表現したらいいのだろうかと難しさを感じました。

Q おおまかな一日のスケジュールを教えてください

執柄 詩衣莉さんの一日

8:00
起床。テレビやラジオ、インターネットでニュースを確認。
10:00
出社。新聞各紙の朝刊を読む。深夜帯で起きた気になる事件事故について取材。
13:00
昼食。
14:00
警察が開催するイベントの取材や気になる裁判の傍聴などをする。
17:00
県警本部記者クラブに戻り発生事案に応じた課に取材。夕刊の確認。
18:00
テレビで地域のニュースを確認。
19:00
帰宅。

Q 休日の過ごし方を教えてください

土日が基本的にお休みで、どちらかで家の片付けや掃除をし、日頃から自炊をしているので平日より少し凝った料理を作ったり、平日の分の作り置きなどをしています。もう1日は、お気に入りの美術館に行ったり色んな地域を散歩しながらついでにカフェに行ったり、福岡に住んでいる友人と屋台や地元の飲食店などに行きグルメを満喫しています。